今回は、多賀城市の「未来工業株式会社 仙台営業所」さんを訪問しました。
同友会には、2002年から宮城野支部の会員になっています。
会社は創業1965年。事業内容は電気設備資材や給排水設備資材等の製造・販売。
本社所在地は岐阜県安八郡輪之内町。全国各地に営業所、工場があり、社員数は約1200人です。
出迎えていたただいたのは、仙台営業所長の髙梨広幸さん。
未来工業さんは、平成27年「第1回ホワイト企業大賞」を受賞した実績があり、
日本有数のホワイト企業ということで、その秘密を髙梨さんにうかがいました。
| 写真中央:髙梨さん 左手前:板橋支部長 右手前:松澤組織活性化委員長 |
板橋支部長:
会社パンフレットを見ると、残業ゼロ、新入社員研修や自己啓発支援制度等、
若者が働きやすい環境が充実していますね。特に驚いたのは「年間休日140日」です。
なぜ、そこまでの取り組みが出来たのでしょうか?
髙梨さん:
我々のような営業所や工場では、理系出身の方を採用したいと考えています。
しかし、地元には競合他社が多く、なかなか欲しい人材の採用が難しいので、
求職者も大きな関心を向けている休日数を他社よりも多くすることが、
人材を確保するために重要なことだと当社は考えています。
高梨さんは照明機器メーカーに以前勤務していましたが、
知人の紹介もあり十数年務めた会社を退職し、未来工業さんに入社を決めました。
休日が多いことを理由に入社を決めたわけではなかったそうですが、
結果的に趣味のバンド活動にも時間を使えるようになり、ライフワークバランスが実現したということです。
松澤組織活性化委員長:
休日数が多ければ、その分稼働日数が少なくなると思うのですが、
限られた時間の中で業績を上げるために、どのような社員教育を行っていますか?
髙梨さん:
当社は、「未来座」という劇団の役者数名で創業しました。
大手メーカーに競り勝つためにどうすれば良いか、創業者達は役者時代に培った想像力を常に活かして、
事業に取り組んできたことが今の当社の礎となっています。
社員には会社の理念でもある「常に考える」ことの大切さを伝えており、
思ったことはまず計画を立てて行動し、結果を確認し改善につなげる、
PDCAサイクルを主体的に行えるように教育しています。
営業社員には個人で商材の販売価格を決定できる権限を与え、
利益を上げるためにはどのように行動するかを考えてもらうようにしています。
また、当社で販売してる商材は全てにおいてライバル会社が存在しているので、
開発部門でも、商品のデザインや色のバリエーションが他社よりも豊富に取り揃えることで、
お客様から選んでもらえる商品づくりを心掛けています。
これも「常に考える」という理念が行動に活かされているからこそだと思います。
| 商材もバリエーションが豊富 |
松澤組織活性化委員長:
常に考えて主体的に行動することを大切にしているからこそ、
御社の社風の一つでもある「ホウレンソウを強制しない」ということも可能になるということですね。
髙梨さん:
「ホウレンソウを強制しない」という社風は良いですが、
チームワークで仕事をする上で常日頃のコミュニケーションも重要であることは変わりないので、
その部分については常に社員同士で共有するようにしています。
板橋支部長:
5年に1度全額会社負担の海外旅行が出来る制度があったり、
作業時の服装が自由だったり、業務改善の提案を出すと1件500円支給されたり、
福利厚生制度の充実や風通しの良い職場環境づくりのために、独自の取り組みをされています。
定年も70歳ということで高齢の熟練労働者も長く働くことが出来て安心ですね。
髙梨さん:
長年働いて下さっている熟練労働者がいるのは技能承継の観点からはとても良いことですから、
今後はその方々がしっかりと力を発揮できる環境をどのように整えていくかが当社の課題だと考えています。
訪問の最後に倉庫内を案内していただき、お土産にノベルティの飴をいただきました。
| 倉庫内は棚や在庫管理がシステム化 |
| 飴にも理念である「常に考える」の文字 |
飴には、「常に考える」がプリントされており、
このような部分にも会社の理念を大切にされていることを知ることができました。
特許保有件数800件、意匠保有件数1800件も納得です。
髙梨所長、お忙しい中、ご対応ただきありがとうございました。
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